この想いを君に…4
「むっちゃんが確実に光さんの物になれば智道くんも完璧にむっちゃんから気持ちが離れるから」

その発言に光さんはますます引き攣った表情を浮かべて

「門真さん、もう一回ちゃんと教育した方がいいよ」

パパも苦笑いをしていた。

「イベントで大阪に行く時は泊めてね!」

少しずつ、音楽で才能が開花し始めている泰樹が光さんに言うと

「いつでも連絡して」

と微笑んだ。



「むっちゃん」

光さんはあたしの名前を呼んだ。
< 161 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop