この想いを君に…4
「…俺の話なんか、役に立つの?」

翌日、祥太郎は学校にやって来た。

6月の体育祭以来か。

「役に立つよ!
お前が色々話をする事によって門真さんの立場を理解する奴も出てくるだろう」

そう、あたしは今でも。

一部の人間には受け入れられていない。

みんながみんな、理解出来るはずがないんだけど。

特に前に揉めた交野のグループとは今だに犬猿の仲だ。
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