バランス

「空いてる!!
思いっきり空いてる!!」


そう言ったあたしに
優しく微笑んだ
三浦君


まあ優しく微笑んだのは
あたしの幻覚かも
知れないけど…


「じゃあ放課後
この教室で
待っててくれる??」


はい!!待ちますとも!!

あたしのテンションは
最高潮


これからの授業なんて
全く耳に入らなかった

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