執事の名のもとに






連れてきたのは庭。



今日は天気がめっちゃよくてくもひとつない晴天。



辺りに誰もいないことを確認すると海琉の手を離して振り返った。



「ん?!」



な、なんで…。



「えっ…愛琉ちゃん?」



やばい。間違えて愛琉ちゃんを連れてきてしまったらしい。



愛琉ちゃんを見ても困った顔してるし…。



でも、確かに俺海琉を引っ張ってきたはずなんだけど。



さっきのことを思い出してみても愛琉ちゃんの手を引っ張って気もしてきた。








< 360 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop