それぞれの恋の結末
終章 その気持ちは大切な宝物







――――……それは、



恋を望み、恋を選んだ故に死してしまった姫君と武士の綴った過去の恋物語。



姫の望んだ『願い』は時代(とき)を越え、現代まで繋がって……



そして1人の少女の恋を実らせてくれた。





『あなたの愛する人に 想い が届いたならば 私が 心から 喜ぶわ』




――――……『おめでとう』






恋は楽しくて、綺麗な事ばかりじゃない。




辛くて、苦しくて……泣きたい事だってたくさんあると思う。




でも、その辛い苦しい思いがあるからこそ、




その先にある楽しくて、嬉しくて……幸せな時間がやってくる。




逃げないで、真っ直ぐに向き合ってみて?




その先にはきっと……、あなたの望むであろう『幸せな時間』があるはずだから。





『私は、あなたの幸せを望むわ。……だから、頑張って!!』





                   完


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