この果てしない空
ドサッ!

『弱いと思ったら案外強かったね。』

何十人といたやつらは道にはいつくばっている。

お腹を抱え痛そうにしてる。

痛いよね。

痛くやったもん。

私も手痛いし。

「……っ。」

『あ、起きた?』

気を失っていたリーダーだと思われる奴に話し掛ける。

「てめぇ…っ!」

『負けたのにそんな口の聞き方?
あ!!もうこんな時間。
お前らもさっさと起きて帰りなよー。』

そうよ。
こんなことしてる場合ぢゃない。

明日学校だったのに…。

「あいつ…。」

路地の細い道からきこえる声。

でも私には聞こえない。

この声のやつが今後関わって来るなんて思いもしなかった。
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