あたしのパーフェクト★BOY
――結衣は言い出したら聞かないから・・・・・・それにしてもリュウたちったらなに先に行ってんのよ!結衣の事を心配していたくせにっ。



リュウたち、クラスの男子生徒はなぜか競争が始まってしまい競うように行ってしまったのだ。



珠代が考えていると結衣が歩き出した。



――今朝、パパの言った事が身に沁みたかも。



『山を甘く見てはいけないぞ?』



――うん そうだね パパ 頭がガンガンするし呼吸も苦しい・・・・・・。




「結衣?」



俯いた結衣の顔を覗き込む。



「やだ!結衣っ、ひどい顔してるよっ!」



< 117 / 464 >

この作品をシェア

pagetop