あたしのパーフェクト★BOY
「でね?場所が遠いから明日は戻って来れないかも」


多恵子がニコッと2人に笑う。



「場所ってどこ?」


もったいぶった言い方に結衣はぶっきらぼうに聞く。



「札幌♪」



「札幌だったら絶対に帰って来られないでしょ?」


結衣が半ば呆れながら言う。



「そうかもね、で、玲央くん 結衣の事よろしくね♪」



玲央に向いて多恵子は更ににんまりと笑顔を向けた。



その顔を結衣は見て脱力感に見舞われた。



――何が玲央くん よろしくね♪なのっ。



「任せてください」



玲央も端正な顔で多恵子ににっこり笑った。




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