あたしのパーフェクト★BOY
「方向違うじゃん リュウは珠ちゃんを送ってよ」


結衣が言い返す。



どっちかと言うとリュウより悠祐の家の方が自分の家に近いのだ。



「俺はお前を送りたいんだよ」



「リュウ・・・・・・」



――ごめんね、玲央の事しか見れないの・・・・・・そろそろはっきりさせるべきなのかもしれない。



「ちょ、ちょっと酷いな~ だれもあたしを送ってくれないの?」



珠代がふざけた口調で場を和らげようとした。




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