あたしのパーフェクト★BOY
我に返って反対側のホームを見ると唖然とした表情の珠代しかいなかった。



珠代が結衣の方へ指を指している。



――リュウ・・・・・・こっちへ来るの?




電車が到着し扉が開く。



「結衣?」


乗ろうとしない結衣に玲央が呼ぶ。



「え?う、うん」



2人は電車に乗った。



扉が閉まった時、ガラス窓の向こうでリュウが息を切らして立っていた。



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