あたしのパーフェクト★BOY
玲央の隣に立ちながら電車を待っていた。


――周りがなんだか騒がしい。


ふと声に気づいて周りを見渡すと他校の女子高校生か女子中学生が玲央の方を見てきゃあきゃあ騒いでいる。



結衣は玲央の顔を見上げるが当の本人は英文の本を読んでいてそ知らぬ顔だ。



――イギリスでもこうだったのかな?


電車がいつになく満員に感じられた。


込みすぎて乗った瞬間に、結衣は奥まで押し込まれて反対のドアに身体をぶつけてしまった。


――な、なんでこんなに混んでるのっ?





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