あたしのパーフェクト★BOY

再び

「す、素直になれって……?」


「……写真を撮りたいって思っているんじゃないか?」


グラスを弄るあたしの指を玲央の手が止めた。



「な……何のこと……?あ、あたし、そんなことおもっていないよ」



「本当に?」



玲央のブラウンとグリーンの混ざった瞳がじっと見つめる。



「素直になれよ」



……素直に……?



「そんな結衣も嫌いじゃないけど、心の中に溜めた気持ちを吐き出してほしい 信也さんもそう望んでいるはずだよ」



パパの名前が出て、ハッとした。



「あたし……」



「ん?」



玲央に優しい笑みを向けられて、あたしは大きく息を吸った。



「写真を撮りたい このきれいな景色を撮りたいのっ!」



言ってしまうと、無性に撮りたくなった。



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