あたしのパーフェクト★BOY
トントン


ノックの音と共に多恵子が入って来た。


「しっかり朝食を食べなさいな」


お盆の上には梅干粥と半身のシャケ おしんこが乗っている。


「はい」


素直に返事をして机の上に置いてもらう。


「玲央くん 心配していたわよ?」


多恵子がイスに座った結衣の後ろから言う。


「心配なんてしてないよ・・・・・・」


ボソッと言ってから両手を合わせてレンゲを持った。




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