あたしのパーフェクト★BOY
明日はバスで2時間ほど行った山へ日帰りの遠足なのだ。


「でも、パパに反対されそう・・・・・・」


――でもそういう時はママが頼り♪ママなら行って良いっていうはずだもん。


結衣は階下に降りた。


リビングに入るとソファに座った多恵子は電話中だった。


いつもの冴子社長からの電話だろう。


昔、葉月のマネージャーだった多恵子はタレント事務所のご意見番として席を置いている。


今は主に新人マネージャーの教育らしい。


結衣はキッチンに行き冷蔵庫を開ける。


2リットルサイズのコカコーラが目に入る。


結衣はそれをコップになみなみと注ぐと飲み始めた。




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