sick


「はいっ!!絶対無理しません」


「そお?じゃあ大人しくね。僕はまだ診察あるからいくね。みんなも詩保ちゃんに無理させないように。まっ秋がいるから大丈夫だと思うけど。じゃあね〜」

悠はそう言いながら病室を出て行った



「詩保ーよかったね。退院できるかもだって」


「うん。嬉しい。病院退屈なんだもん。家だとお母さんもいるし」

喜びあう女子2人





「よかったな 秋維」

「ああ。倒れたって聞いた時は生きた心地しなかったし」

「詩保も嬉しそうだしなっ」

と静かに喜ぶ男2人









「おーい君たち面会時間そろそろ終わるよ」

「美香さん」

「仲いいのは結構だが規則は規則。もう遅いし帰りなさい」

「「はぁーい」」



「じゃあね。詩保」


「うん。ばいばい 楓」


「またなっ」


「うん。またね 蛍斗」



「明日も来るから」

「わかった。気をつけてね あきちゃん」


トンとドアが閉まりみんなが帰っていった














< 10 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop