いちごみるくのフェロモン
「…あっ、この小さいのなに?」


リリが後ろから抱きしめているカイに問う。


「タツノオトシゴ。」


「…あの、乾燥したぱさぱさの?」


「人間はそんな風にしないんだよ。」


魔界ではタツノオトシゴと言えば、サラダにしたり、薬を作るのに使う。乾燥した干物のようなもの。


「…おいしいのに。」


「…だよな。」


2人の大好物の1つだったりする。


2人はそうして水槽の前を後にした。


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