紙飛行機★


教室に戻った俺は友達のとこには行かず、自分の席に直行した。


机に顔を伏せる。


「おい、佑真ー。佑真くーん」

馬鹿達の西野が声をかけて来た。


「あぁ?」


顔を伏せたまま言う。


「生きてますか~(笑)」


うぜー。


「死んでる。生きる意味なくした。」


「こいつ、失恋したよ(笑)」

中学から友達の西野は俺のことをよくわかってる。


「俺のこと、ほっとけ。」


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