紙飛行機★


「おい、やめろよ~!!」


辻原が騒いでいた。

タイミング悪りー。

横を見た。

真緒。

真緒は辻原を見ていた。

とても悲しそうな目で。


「真緒。」


『何?』


何事もなかったように笑顔でこっちを向いた。


「無理すんなよ。」


だって知ってたから。

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