年下カレシに蜜な罠
◆16*Honey



ふたりが乗り込んでくる駅に、
もう着いてたらしくて。


慌てた様子で私たちに駆け寄る。




「本当にごめんなさいね……」

「いいえ、もう大丈夫ですから……」

本当に悲しい顔で謝ってくるさおりさんに、なんだか申し訳なく感じてしまう。


ケガは……本当に大したことないから。



「ケガの具合は?」

「もうだいぶ、いいみたい」


――授業中、無理するなよ?


遊くんの言葉に、笑顔で頷く。



途中、あおいも加わって
5人で久しぶりの学校へ――。


< 301 / 350 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop