ペロ

洋子は精神的にも病んでしまい、ついには妹の絵里香も別の親戚に引き取ってもらわぜるおえなくなった。

やがて、帰ることのない孝蔵をこの家で一人きりで待ち続けることに耐え切れなくなり、離婚を申し出た。

孝蔵は、あっさりと親権を放棄すると、出ていくなら犬達も連れていけと、全てを洋子に押し付けた。





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