続きは、このままで…
そう思って、この1年近く頑張っていたけど・・・
「ハァ・・・」
「オマエ、光栄にも思わねぇのかよ。
社長の俺との噂が流れてんだぞ…?」
「光栄な訳ありませんよ!
私はただ、平凡に暮らしたいんです」
地味に大人しくをモットーに、監査部で過ごしていたのに。
今日出社して、たったの30分ほどでガラッと崩されてしまった。
「ハッ、そりゃ残念だな?」
「えぇ、勝手な社長のお陰で!」
青筋が立ちそうなほど、顔を引き攣らせて笑い返した。
すると主様は、スーツのポケットをゴソゴソと探り始めて。
「ホラ、やる――」
見つけたソレを、こちらに放り投げるように渡して来た。