憧れの空
「佐倉先生!」この子は教師を目指している。って言っている剣道部の子。
昔の私を見ているようで微笑ましかった。
こんな頃があったなって。
「どうしたの?」
私はその子に微笑みかけた。


「先生はどうして先生を目指したんですか?」
興味があるのかウキウキとした顔で話しかけてきた。
これも高校生の私を見ているよう。
私も大好きな顧問の先生にこんなこと聞いたっけ!!


「長くなるけど…いい?」懐かしさに昔のことを話したくなった。

「うん!聞く〜♪」
その子は笑顔でいった。
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