イジワル王子とお姫様
ナツキくんがたしなめるように言うと、お父さんは恥ずかしそうに頭を掻く


「悪いな。ま、でも間に合って良かった。今日は送れないけど、また次の機会があったら誘うから」


お父さんは私たちを見てニッコリ笑った


目尻にキュッと皺がよる。写真に現れているように、ナツキくんのお父さんの優しさが、そこに滲み出ているようだった


ナツキくん…全然変じゃないよ。凄くいいお父さんだね…


心の中でそう思い、ナツキくんとお父さんを交互に見た


その後、私たちはバスを乗り継ぎ、新幹線の最寄り駅までたどり着く


…本当に素敵な2日間だった


ナツキくんとも…かなり近づけたし…


きゃあっ。思い出すだけで幸せぇ


…だけどこの先、もっと強引に来られたらどうしよう


ま。その時は…また考えればいっかぁ


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