ぶす恋
「・・・それ本気で言ってるの?」
少し怒り気味の雪音ちゃんが、私を見つめた。


え・・・!?私なんか悪いこと言っちゃったっけ???


「華恋は、わかってない。この世にはね、可愛くなれない女の子なんていないの。努力もしてないのに、可愛くうまれたっかたー!とか、可愛くなんてなれないって思ってる人が、私は一番嫌い。」

うんうんとうなずいていた、けんとくんが口をひらいた。








「可愛くなってみない?」








私の心は、少しずつ動かされていった。
私でも、可愛くなれるのかな?
なれるんなら、なってみたい!
もう、ぶすって言われたくないよ!!

私は決めた。










「私、可愛くなりたい。」

















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