あたしの中のアタシ。
01.しあわせ






それは突然に訪れた。



まるで、冷たい風が全てを奪い去ってっいたかのように。





さっきまで泣いていた綺羅の涙を指で拭い、ゆっくり立ち上がる。




──誰も守ってくれないなら、自分で自分を守ればいい




「もう大丈夫。



あたしはアタシが守るから。



ねぇ?綺羅?」





アタシはアタシの中の綺羅に、そっと呟いた──










< 1 / 50 >

この作品をシェア

pagetop