あたしの中のアタシ。



「…あたしじゃ、ない」




俯いたまま吐いたあたしの言葉は、誰の耳に届くことなく周りの雑音にかき消された──







─あたし、どうしてこんなことになってるんだろう




いつもと変わらない日常だったはずなのに、あたしは一気に地獄へと叩き落とされた…





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