JACK IN THE BOX

昼間の月を

 職場の窓から見えた青空に浮かんでいる昼間の月を、ぼんやりと眺めていた。

 夜空で輝いている時の凛とした姿とは違う、消え入りそうな白い光。その淡い色に、僕は君の最後の笑顔を思い出す。

 弱々しく、でも決して消える事のないはかない輝き。

 昼間の月はどこか哀しくて、そして何故か愛おしかった。



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