平凡彼女はシンデレラⅡ

「…ちょ…卓…斗…。」

「奏愛…。」



少し黙っててね?



俺が思ってた事がわかったのか、奏愛は静かになった。



「桐澤、奏愛は俺の。わかったか?」

「…くっ…。」



悔しがれ。



「あ゙~!!今日は見逃す、だけど覚えてろよ!!」



怒鳴って屋上を出て行った。



「…諦めたな。」



あの悔しがる桐澤の顔。



もう奏愛に寄り付かねぇな。



「卓斗~~!!!」

「あ…奏愛…。」

「何したのよ!!」

「何って…キス?」

「人前でしなくてもいいじゃん…。」



いや意味が無いから。



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