STARTING!



「確か青木夫妻の代わりに、こちらへと赴かれたんですよね?」



「…はい」



「では、是非とも菅谷夫妻にお会いしてみてはいかがですか?」



「「え…?」」




またもや息が合ってしまった俺と光里。



日本…いや、世界中で有名な菅谷グループ。

そんなすごい人に、俺達が会っていいのかよ…。


俺が困っていると、隣で場違いのような元気過ぎる声が聞こえた。




「会いたい…!」



「ひ…光里!?」



「菅谷夫妻に会ってみたいの!

いいですよね、佐倉さん?」



「ええ。私がお誘いいたしましたし」




佐倉さんは俺達に向かって「では案内いたします」と俺達を誘導してくれる事となった。




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