男子上等!!

弟くん 梓said




カランカラン...



「いらっしゃいませー」



あたしは今日も楽しくバイトをしている。


もう、接客にも馴れたし超楽しい!!



「梓ー」

「何? 杏くん」

「これ3番テーブルにお願い」

「自分で行け」



あたしが答える暇もなく、松崎さんが言った。



「へーい」



こんな感じにバイト時間が過ぎていった。



〜16:00頃〜



この時間帯は、学校帰りに寄る人がいっぱいいるから、結構忙しい。



「ほれ、これ5番テーブル」

「はーい」



あー、忙し忙しっ……。

そう思いながら、ふと扉の方を見てみると……、小学生1年生ぐらいの男の子が覗いていた。


なんだろ……?

誰かに用があるのかな?


あたしは気になって、扉を開けて、尋ねてみた。



「どうしたの?」

「えっ、あの……」

「あっ、わかった
ケーキ食べたいんだね」

「あっ……、ち、違っ……」



グー……

男の子のお腹が鳴った。



「こ、これは……////」



ギャーッ!!!!

ちょっ、顔赤らめて超可愛い!!



「身体は正直だね
君の可愛いさに免じて、あたしがご馳走してあげる!」



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