教室の秘密



『何してんの?こんな朝早く』



『.......』



『ごめん...俺なんかとは話しもしたくないよな』



『先生煙草吸うんだ...』


『うん....今日はなかなか眠れなくて...久しぶりに吸ってみた』



『煙草嫌だな』



『そっか....ごめん』



グイッ



気がつくと

先生の腕の中でした


あの優しい香に包まれた私はただ立ち尽くす事しかできないでいた


『ごめん.....別れたのに ごめん。』




先生の手で引き離された身体は 寒くて 先生の温もりを求めていた



最後なんだね


私の頭を撫でて




行ってしまった





愛おしい人
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