天国に近い場所
………………
…………
……



「志乃、ごめーん!待った?」

「‥ううん、全然…」


淳が登場。

待ち合わせ場所に20分も遅れた惇。


おかげで、寒さにちょっと慣れた(笑)





「そ。で、話しってなに?」

「えーと…どこかお茶でもできる所に入ろうか?」


お店に入ったほうが、二人きりにならないし……




「いいね、お茶♪俺いい店知ってるから‥そこ行こ!」

「う‥うん」


そう言って敦は、私の手を引っ張りスタスタ歩き出した。



手なんか繋がないでよ……

私は、敦の手を握り返す事が出来ない。


ただ‥どうやったら手を離してくれるだろうと、そんなことばかり考えいた…
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