天国に近い場所
……そーだけどさ。


龍美はプイッと横を向いて、車の窓を開けていた。




「それより…これからどーする?夕飯食べるって言っても、ちょっとまだ早いよね?」


お姉ちゃんが助手席から顔を出し、後ろに乗っている私に聞いて来た。




龍美の“退院祝い”をかねて、みんなで外食しようってなったけど………

まだ時間は、お昼の3時過ぎ。





「んじゃさ、みんなでカラオケ行こうよ♪」


龍美が私を見て、ニヤニヤしながら言う。




「カラオケっ!?」

「…………!?」
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