天国に近い場所
「よくねえよ。それにクソ兄貴の奴『ホテルは予約取れなかった〜』とか言って、正樹たちの分のチケット余分に買ってごまかしやがって」


龍美はタバコに火をつけながら、ぶつぶつそう言った。





「ああ〜、早く行きたいね♪今日すいてるかな?」


夏莉はガムを噛みながら、私に話しかける。




「土曜日だからどうかね?でも私、パレード見てお土産買えればなんでもいいや♪」

「パレードいいね〜!夜はロマンチックだし」


夏莉がワクワクしながら、私に笑顔を向けた。





「今日はお前の好きな、キャラクターのグッズいっぱい買ってやる♪」
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