ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
変な空間が流れる。
静かで、何の会話も無い。
だけど不思議と嫌じゃなかった。
いつもの癖で髪を触ると、ふわっと、先ほどの爽やかな香りが鼻をくすぐった。
愛村の付けてる香水の匂い…だよね?
何の匂いかは、全然わからなかった。
だけど瞬間的に、この香りが好きになった。
だって、愛村の匂いだもん。
ってあたしは変態か!
ぎゅっと左の袖をつかむ。
愛村の声が聞きたくて、話題をふる。
「最近のRed Tailどお?」
「ん?あぁ、普通」