爆暴走

隆吾side

――――何で行かなくちゃいけないの。


病院にいくぞと言った壱に向けた、亜希のコトバはコレだった。



随分、修治さんもやらかしたな…。



俺が、渇を入れてやる。





「...っっ、馬鹿かお前!」




「・・・」




亜希は下を向き、俯いた。







「どうやってココまでお前が生きてきたのかよ?!
修治さんが…親父がいたからだろ?
今はどうなってんのかわかんねぇ、でも…




お前一人で生きてきたなんて思うなよ。」




修治さんの、亜希のコトを話す声、顔…。



幸せ一色だった。


そんな人が、亜希を嫌いだ?


な訳ない。





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