永久色-TOWAIRO-



「きっ木之下クン!?」




なんでこのタイミングで会っちゃうかなぁ…




ピリリリッ


〜♪〜♪〜



アタシのケータイと木之下クンのケータイがほぼ同時になった。



「もしもし?おぅ恵斗(ケイト)。……はぁっ!?……あぁわかった。」



恵斗って同じクラスの崎本クンか……





アタシは……翼からのメール。

そういえば崎本クンと翼付き合ってるんだよね。
恥ずかしいからっていって学校ではあんまり話してないけど……


『ゴメンねぇ♪

彩を木之下クンと2人きりにしちゃいました☆


そういうことだから、頑張って!!』



意味わかりませんから!!

何を頑張れと?




急いで翼に電話をかける。

「あっ!!もしもし翼!?ちょっとどういうこと!?」


『ん?だって彩、木之下クン好きそうだったからさ。どっち道今日は私も真紀もデート入ってたし♪』





真紀は中学から付き合ってる彼氏がいたとか言ってたっけ?


たしか、他校とか。


って!!



< 16 / 330 >

この作品をシェア

pagetop