永久色-TOWAIRO-
第4章ー未来-

記憶の欠片








────………。



月の光が病室を照らしその度に持っている指輪が反射してキラッと輝いた。



シルバーの安そうな指輪。きっと最近買ったものじゃないのだろう。





姉貴がさっき高校時代の卒業アルバムを持ってきてくれた。









急いでアヤの名前を探す。
ふと、写真を順に眺める俺の目が止まった。



















【今藤 彩】



この子か………


< 264 / 330 >

この作品をシェア

pagetop