ガラスの靴
高校の頃経験して分かっていたのに……。


依存することが、トラブルの原因になるってことも……。



それなのに、私はまた同じ過ちを繰り返そうとしていた。



私は楓に依存していたんだ。



私が友達をつくれないから、私は楓にくっついて離れなかった。



離れるのが怖かったから……。



だから、４人でいたんだ。



楓にとって苦しい状況だって頭では分かっていたのに……。



私といるのが辛かったのかな……。


私はバカだから、言ってくれないから分からないよ……。




離れていかないで…。


お願いだから…。


ねぇ……どうしちゃったの？


あなたに見放されたら、私はどうしたらいいの？


考えれば考えるほど、周りの景色が歪んでいく。
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表紙・目次

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