ブラッディ アリス


「良かったね!おにいちゃん!」

「…あ…ああ…」

見慣れてる二人の異様な演技に…思わず吹きだしそうなカイルだったが…。


「カルマとアンジェラ…か。良い名前だね」


そう言って二人に笑いかけるジャックと目が合うと、突然キッと目つきを変えた。


「…ありがとうございます…。ジャックさん…でしたっけ?」

「…初めまして…。これからよろしくね」

ジャックはカイルに満面の笑みで答える。


カイルもにっこりと笑顔を返し、ジャックの耳元に顔を近づけ囁いた。



「アリスにケンカ売ったこと、マジで許さねぇから」






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