ブラッディ アリス


ラビの不気味な微笑みを見たロビンの背には冷や汗が滲む。


「…ご…ごめんなさ…」

「部屋から出ていきなさい。ロビン」


ロビンの謝罪を遮り、ラビは命令口調で言葉を放つ。



「………っ」

ロビンはチラッとアリスを確認した後、俯きながら書斎へと戻って行った。




「………ラビ……」

アリスは自分を見下ろす…その見慣れた顔を、じっと見つめる。

「…もうロビンに出逢ってしまうとは…。…さすがです。アリス様」

ラビは床に膝をつき、アリスの手の甲に口付けをする…。

「…どうして彼を生かしたの?…見てはいけないものを、見てしまったのに」

アリスはふっと鼻で笑い、ロビンが用意してくれたジュースを口にした。

「……君にとって不利になる存在なら、殺してたよ」

ラビは静かに立ち上がり、さりげなくアリスの横に腰掛ける。


「……で、次はいつなの?…『特別授業』って…」




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