偽りロマンチカ



「航平っ…もう1回やり直しても、いいかな…?」




絵里さんの言葉に、あたしは手の平を思いっきり白くなるまで握りしめる。




「俺…」




航平の口が開いた瞬間。




ガタッ




「「?!」」




2人は首を音の鳴った方へとばっと向ける。


しかしそこには少し開いたドアしかなかった。



< 20 / 41 >

この作品をシェア

pagetop