偽りロマンチカ



その日から毎日のようにグラウンドに通いつめて憧れの彼を見続ける毎日。


そこら辺で群がっているファンの子達と同じように。


心のどこかでいつかあたしに気付いてくれるんじゃないかなんて夢のようなことを思いながら。


でも、そんな夢は直ぐに崩れた。


毎日のように放課後のグラウンドで彼のボールを蹴っている姿に見入ってた時


不意に耳に入ってきた会話。




「今度の試合が終わった後、あたし告白しよっかな」


「えー、やめといた方がいいよっふられにいくもんだよ」


「何それっそんなの分かんないじゃん」




拗ねたような女の子の言葉があたしの好奇心を寄せる。


けど、直ぐに聞こえなきゃ良かったと後悔する。



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