初めては高校生




「優木……」



「何?潤ちゃん」



……ほら、何か違う。



あたし何か負けてる感じ。



優木、何か勝ってる感じ。



あたしの方が二十歳だよ??



大人だよ?成人だよ??



「もう……何でもいいです」



自然に敬語を使ってしまったあたしは



優木の事を認めてしまったのかも。



気づけば外はもう真っ暗で



だけど優木の荷物はまだ届かないみたい。



布団も着替えもないらしい…



しかもどんだけ相手が高校生だからって



お風呂の時間になれば



戸惑うのも当たり前なわけで…



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