初めては高校生
現にあたしは仕事で大変だし
家の事なんてする時間ないし
居候なら居候らしく
手伝いぐらいしてくれてもいいよね。
少し冷たい目で青年を見ると
「はいっ!喜んで!」
と安心したような笑顔で
あたしの手を咄嗟に掴んだ。
「え、はい?」
「よろしくお願いします!」
何が何だか分からず戸惑うと
彼は満面な笑みで
あたしのハートを射抜いた。
…いや、もうどうでも良くなった。
と言った方が正解かもしれない。
「とりあえず、何歳?」