初めては高校生




現にあたしは仕事で大変だし



家の事なんてする時間ないし



居候なら居候らしく



手伝いぐらいしてくれてもいいよね。



少し冷たい目で青年を見ると



「はいっ!喜んで!」



と安心したような笑顔で



あたしの手を咄嗟に掴んだ。



「え、はい?」



「よろしくお願いします!」



何が何だか分からず戸惑うと



彼は満面な笑みで



あたしのハートを射抜いた。



…いや、もうどうでも良くなった。



と言った方が正解かもしれない。



「とりあえず、何歳?」



< 9 / 69 >

この作品をシェア

pagetop