[完]俺様と5年前の約束
今はずっと前から親に内緒で舜と抜け出して見つけた、いわいる2人の思い出の場所。


そのなかでも丘の上にある2人掛けのベンチが舜との思い出のベンチ。


そのベンチに手を繋いで座っている。


「凜…俺、覚悟決まっている。どんなことでも受け止めるから、だから話してくれるか?」


「舜…凜も覚悟を持っていったんだ。そしたら妊娠してるって言われた。正直不安だった。こんな私が母親になれるのかってね…」


「俺も待っている間考えたよ。こんな俺が子供を育てていけるのか。でもな凜、今はめちゃくちゃうれしい!俺達の大事な子供だ!凜一緒に頑張って行こう」


「ありがとう!2人で大事に育てて行こう!!」


「ああ!」


うれしいすぎて舜に抱き着いた。


優しく優しく抱きしめてくれた。


「凜!今日は何の日だ?」


「クリスマスイヴ?」

「正解!ごめんな!2年前のあの場所でプロポーズするって言ったけど、まあここでするのもありだな。俺と結婚しろ!!」


嘘でしょう…


左手にはダイヤが輝いている。


「泣く前に返事ちょうだい!」


いつのまにか泣いてたんだ。

答えは決まっている!


「はい!」




今年は3人で過ごしたクリスマスだった。
もうあなたは家族の一員だからね!


早く産まれてきてね★




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