【完全版】HIDE&SEEK-心と心のかくれんぼ-

Bad-恐怖の傷痕

赤ペンを買い終わり、私はさっさとコンビニを後にする。



「さっみぃ。」



10月にもなれば、夜は冷え込み始める。



制服じゃなくてウィンドブレーカーだったのが救いだ。



コンビニにの入口にはヤンキーが3人たむろってるし、マジ早く帰ろ。



そう思い私は速足になる。



しかし……



「おい、お前ちょっと面貸せ。」



ヤンキーのリーダーらしき奴に私の右腕は掴まれた。



「や、もう帰るとこなんで。」



「あ゙?黙って着いて来い!」



拒む私の鳩尾を、ヤンキーのうちの一人が膝蹴りした。
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