【完全版】HIDE&SEEK-心と心のかくれんぼ-

Hot-文化祭二日目昼の部

翌日。



私は早朝から勇将先輩に家まで送って貰った。



流石に昨日と同じ下着で学校には行きたくなかったからだ。



私が朝帰りしたことで兄ちゃんが興奮して私の部屋に入って来る。



「きら〜!遂に、お前も大人の階段上ったのか!」



兄ちゃんは私にニヤつきながら言う。



「はぁ?何が。つかその顔マジキモいから消えてくれない?」



私が表情を変えず言うと、兄ちゃんは眉間に皴を寄せた。



「だって昨日、勇将と…したんだろ?」



「何を?」



私が兄ちゃんを冷たく見ると兄ちゃんは嘘だろうと言わんばかりに更に顔をしかめた。
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