【完全版】HIDE&SEEK-心と心のかくれんぼ-
お互いの部活が終わり、先輩のバイクで病院へ向かう。



おばあちゃんの病室の前に、先客がいた。



「あ、姉ちゃんだ。」



「ほんま?ほんなら、挨拶せなあかんなぁ。」



私達は姉ちゃんに近寄る。



「姉ちゃん。」



「気良?遅…」



私を怒ろうと振り返った姉ちゃんは、勇将先輩を見て固まる。



「こんにちは。」



「どっどうも!わったし気良の姉でしゅ!!」



姉ちゃん、興奮し過ぎて噛んでるし。



「ちょっと!気良がなんで古谷君と!?」



姉ちゃんが興奮気味なまま言う。



「まぁ、色々あって付き合ってるみたいな?」



それを聞いて、姉ちゃんは更に興奮した顔になった。



姉ちゃんは私の2コ上。



つまり、二年生のときからテニス部レギュラーだった勇将先輩のことも知っている訳だ。
< 98 / 440 >

この作品をシェア

pagetop