光の姫は何も知らない
食堂の仕組みはさっき碧山君と二人でくる時に聞いていた。


朝はバイキング形式で好きなものを自由に取る。


朝はあまり食べないあたしはパンを一つとサラダあとはヨーグルトとオレンジジュースをトレイに乗せた。



前を歩く碧山君のトレイを見るとあたしの２倍あるであろう量が乗っていた。


うわっ。碧山君って小さいのによく食べるな。


なんて思っていると碧山君は振り返ってあたしが持ってるトレイに目を向ける。


｢それだけで足りるのですか？｣


｢碧山君こそ食べきれるの？｣


｢えっ！ 普通これくらい食べませんか？ それに能力を使う人はそれだけでお腹すくんです。ご飯がエネルギーみたいな感じですかね？｣


当然というように話すので、あたしもその内これくらいの量を食べるようになるのかしら。


大量のご飯を食べる自分を想像出来なかった。


ミズノ君のいるテーブルに行くとそこには赤井君がいた。


｢あれ？ カイジさんが朝早いなんて珍しいですね｣


｢あﾞっ？ 悪いかよ｣


赤井君って朝苦手なんだ。そして機嫌が悪いと。
覚えておこう。




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